Glico Sports Support Project / 佐藤琢磨(レーシングドライバー)
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2020年 マーカス・シモンズレースレポート:インディカーシリーズ第8・9戦
生かせなかった“圧倒的なスピード”
第8、9戦 セントルイス インディ500で2勝目を挙げてから1週間。2019年に優勝したセントルイスで、佐藤琢磨はまたも栄冠を勝ち取ってもおかしくなかった。最初のレースを落としたのは、純粋にピットストップが長引いたため。第2レースでも琢磨は余裕でトップを快走していたが、レース戦略が裏目に出て勝利を逃していた。
ミズーリ州のトリッキーなレイアウトを持つ1.25マ
2020年 マーカス・シモンズレースレポート:インディカーシリーズ第7戦
生涯2度目の“ミルクシャワー” 第7戦 インディ500
どんなレーシングドライバーにとってもインディ500での優勝は人生のハイライトに値することだが、アメリカ最大のレースで2度目の勝利を勝ち取った佐藤琢磨にとっては本当に大きな意味を持っていた。なぜなら、彼をサポートする周囲の人々にとっても、琢磨と変わらないくらい大きな価値があったからだ。
今年のレースでは、残り5周の時点でレイホール・レターマ
2020年 マーカス・シモンズレースレポート:インディカーシリーズ第5・6戦
琢磨を追い込む小さな禍第5、6戦 アイオワアイオワ・スピードウェイで行なわれたインディカー・シリーズのダブルヘッダーにおいて、佐藤琢磨はその最初のレースの前半戦を実に力強く走りきった。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのダラーラ・ホンダに乗る琢磨は、レースの折り返し点を3周過ぎた時点まで49周にわたってトップを走行したのだが、その後、事態は急変する。「とてもタフでフラストレーションがたま
もっとみる2020年 マーカス・シモンズレースレポート:インディカーシリーズ第3・4戦
矢継ぎ早の2連戦 第3、4戦 ロードアメリカ 最初は決して期待の持てる展開ではなかったが、ロードアメリカで開催されたインディカー・シリーズの2連戦を佐藤琢磨はいずれもトップ10で終えた。どちらのレースもオープニングラップで遅れたものの、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのダラーラ・ホンダを駆る琢磨は安定したペースでレースを走りきり、土曜日は9位、日曜日は8位でチェッカードフラッグを受けた
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